トラクターの故障と今後の米作りのやり方について
3年目になる米作りに向けて、田んぼの田起こしを進めていました。
順調に進んでいましたが、あとちょっとのところで、「パキーン!!」という音と共に、トラクターのロータリーが回らなくなってしまいました。
このままでは作業が進められないので、お世話になっている農機具やの営業さんに電話して、引き取りに来てもらいました。
ざっと見積もりをしてもらったところ、修理には40万円弱かかるそうです。
24年前におじいちゃんが購入し、もう少しで作業時間が1,000時間になるトラクターなので、寿命も近いのかもしれません。
修理か新品への買い替え、どちらにしようかと検討しました。
タイミングよく、農機具の展示会をやっているとのことなので、見に行ってみました。
ズラーっと並ぶ新型のトラクターたち。
かっこいいし見ているだけでワクワクしてきます。
見積もりも用意してくれていたので確認すると、今のトラクターを下取りして、230万円、260万円、290万円の見積もりが出てきまいた。
「ふむふむ、なるほど、長い期間使えるし、意外と安く買い換えられるな〜」とも感じましたが、改めて今ある農機具を新しくしていくために必要な金額を計算すると、、、
新車価格で
トラクター 350万円
コンバイン 350万円
田植え機 200万円
もみすり機 100万円
乾燥機 150万円 2台 …
軽く1,000万円を超えてくることが判明しました^^;
僕がおじいちゃんの道具を借りて、米作りをしているのは、これで稼ぎたいというよりは、自分達が食べるものの自給率を上げていくことが目的です。
実際、収量は少ないですが、自分達が食べるお米を自然栽培で作ることができていて、余った分を販売はしていますが、積極的にそれで稼いでいるわけではありません。
今後、寿命を迎える農機具を1つ1つ買い換えながら、その償却費を考えたり、売上を考えることは、あまり「やりたいこと」ではないのかもしれません。
そんなことを改めて考えるきっかけをもらえたトラクター故障というアクシデントですが、今回はしっかり修理をしてもらって、できるだけ長く使っていこうという判断をしました。
そして、今後の米作りのやり方については、自分達が必要な分+α程度を作る方向にシフトしていき、大規模な機械が必要ない昔ながらの方法も検討していこうと思います。
小規模農「業」ではなく、農的な暮らしを目指して、気楽にやっていこうと思います。